品種名:男爵、北海コガネ
種芋を四月下旬から五月上旬に畑に撒きます。六月に入ると芽が出てきます。その頃にじゃがいもの育つ空間を作るために、土を寄せて畝を盛ってあげます。(培土作業)
生育が進んで畝間が塞がると、畑一面がじゃがいもの花が咲いてきます。品種によって色が少し違い、男爵は薄いピンク、北海コガネは薄い紫の花が咲きます。花が落ちると茎葉が黄変してきます。
男爵
北海コガネ
黄変が進むと茎や葉をポテトチョッパーで飛ばします。一般的には枯凅剤という枯葉剤を使いますが、大牧農場では農薬をなるべく使いたくないので機械で処理します。
男爵は九月上旬から、北海コガネは九月下旬から収穫します。男爵は3t(五十俵)、北海コガネは3.6t(六十俵)の反収が目標です。
男爵
北海コガネ
畑で収穫したじゃがいもは大コンテナに入れて、大牧農場まで運びます。そのまま定温庫に入れると、中のほうの乾いていないじゃがいもが冬の間に痛んでしまいます。 なのでコンテナの中心まで風を通すために専用の台で風乾して、長期に保存できる状態にして倉庫にしまいます。十月から翌年の四月まで暗い二~三度の倉庫で出荷まで貯蔵します。
一部のじゃがいもは二月に外の雪をたくさん倉庫に入れて、雪室貯蔵して、五月下旬から六月上旬くらいに出荷します。甘くてとろけるような食感になります。